5分程泣き続けた愛華ちゃんはキッとあたしを睨む。



「なんでそんな優しいのよ……っ。

性格悪かったらめちゃくちゃイジめるつもりだったのに!」



え……あたし、イジめられるはずだったんですか……。



やっぱり何気に怖い愛華ちゃん……。



「どーせアンタ、颯也くんのLINE知ってるんでしょ?

教えなさいよ」



さっきとは打って変わって、お嬢様っぽくなった愛華ちゃん。