「あたしのとこは全然いいの。お姉ちゃんとお兄ちゃんだけだから! あたし、ちょっとでいいから絢斗といたいよ! 学校じゃあんまり話せないし……」 まぁ、そうだよな。俺に話しかけてくるのは、ギャル系とか自分から行くタイプ。 桃香はそういうタイプじゃねぇしな。俺が呼び出したら話せるくらい。 「親、ほんとに大丈夫か?」 運転しながら横目でチラッと桃香をみる。 「うん、大丈夫! だから、いこ……?」 「しゃねぇーな。ワガママなお姫さま」