「誰もいねーから大丈夫だって。 移動したら桃香の服、砂つくじゃん」 「別に、砂くらいついてもいいよ」 お前がよくても俺がヤなんだけど? 恥ずかしがる桃香を持ち上げて俺の膝あたりに座らせる。 「やだ! あたし重いんだよ!?」 「バーカ、軽すぎだから」 「絢斗がお世辞ゆーと思わなかった」 「誰かお世辞なんてめんどくさいことするかよ」 桃香の言うことに苦笑いしつつ、桃香のことを捕まえとく。