「ほら、あと2キロだって」 絢斗が道路の途中にある看板を指さして言う。 その看板に目を向けば『カップル限定水族館☆まであと2キロ!』の文字。 か、カップル限定水族館!? そんなのがあるの? 初めて聞いた……。 「よく見つけれたね……」 その水族館の名前に苦笑いしつつも、絢斗につぶやくように言う。 「高校のときの友達がここで働いてんだよ。 んで、来れば? って誘われたから」