女の人と、キス……。 もう、あたしのこと嫌いになったのかな? いつまでたっても、あたしが憎まれ口たたいてばっかりだから? どうしよう……気づいた時には、もう手遅れなの? そう考えたら、またじわ~と涙が浮かんできた。 「もー、泣かないの! まだホントのことなんかわかんないでしょ? 明日、夏川先生に直接聞いてみなよ」 そのことに気づいた結奈ちゃんが頭をポンポンしながら慰めてくれる。 そう、だよね……! もしかしたら、タチの悪い元カノかもしれないし……。