「どう? 気に入った?」 「うん、すっごく気に入った!」 こんなオシャレで落ち着いたカフェがあるなんて知らなかった。 お客さんもチラホラとしかいなくて、“隠れた名店”って感じがする。 「さ、早くたのもたのも~」 メニューを広げる結奈ちゃんのを一緒にみて、オレンジジュースとケーキを頼んだ。 ジュースはすぐに運ばれてきて、ストローで一口飲む。