【完】禁断の恋ってやつ。



「初めてだった?」



どこか嬉しそうにはずんだ声でそう聞いてくる夏川先生。



うん、とは言えなくて曖昧に頷くだけしかできないあたし。



そんなあたしを夏川先生は背中を押しながら、近くのイスに座らせた。



この時、ようやく落ち着いてきてちゃんと夏川先生の顔を見ることができた。



「え……」



気のせい、かな? 夏川先生の顔、ちょっと赤い気がする……。



「なんだよ……早く食べるぞ」



はい、とあたしの膝の上にいつの間にかお弁当が置かれていた。