「それは付き合わなきゃ!」

バンっと机を叩いて親友の優は言い張った。

「だって…あんな人と付き合ったらいじめられちゃう…」

「馬鹿かあんたは!あたしがいるじゃない!」

「優…」

こうしてあたしたちは友情を深めたのでした。

ってそんなことじゃねぇ!!

「でもあたし、松井君別に好きじゃない」

これがあたしの本音なのだ。

まぁカッコイいとは思うんだけど。

「あたしには勿体ないよ」

「あんたねぇ…そんなこと言ってまだ吹っ切れてないんじゃないの?」