「だから急ぐんじゃないですか…クスッ。」 「!そうだった!」 「無意識にサボろうとしてたなんて、先輩は本当におもしろいですね」 また笑われたっ…かっこいいけど、はずかしいっ! 「わ、笑わないでよっ。ほ、ほら、理科室はここの階の…そこを曲がって突き当たりだよ!」 右に指を差しながら説明する。 「フフッ。先輩、そっちは資料室の方ですよ。」 「ふぇっ!?」 まちがえた!