なやんでいると、あたしの姿がみえたのか、水城君がこっちを見て手を振ってきた。





「おーい、せんぱーい!ゆーいせーんぱーい!」





ま、まわりの女の子たちがこっちにらんでくる…。


すごいみられてる…。


視線が痛いよ!





「は、はやくいこ!水城君!」


「ちょ、先輩!?」





視線に耐えられなくて、人ごみのなかの水城君の手をつかんでひっぱって学校を出で行く。


水城君、後であやまるから、早くこの視線から逃げさせてください!