奈々ちゃんのまえで手を振ると、気がついたようで、あたしと水城君を交互に見出した。 「えーと、奈々ちゃん?おきてますかー。」 もう一回声をかける。 すると、あたしの手を引っ張ってきょうしつの隅に追いやる。 そしてこしょこしょ話をしはじめた。 「ちょ、唯、このイケメン誰!?」 奈々ちゃんってめんどくさがりなんだけどミーハーなんだよね…。 「えと、ゴリ村先生の授業遅れたときにケータイ落としたの拾ってくれたみたい」