「ったく、さっきからうるさいよ美羽。」
ゆ、優斗!
二階のベランダから見下ろしていた
「だってしょーがないじゃん!
玲央くんの告白断るって言うんだもん」
なんで言っちゃうの!?
ゆっくり優斗を見ると
さすがに驚いていた
でも
「…いいんじゃないの?
唯奈の問題なんだから美羽が口出すな」
かばってくれた…
「…そーだよね、ごめんね唯奈」
「ううん、大丈夫!」
あまりにも悲しそうに言うから
大丈夫って言っちゃった
「じゃ、私帰るね」
一回も目を合わせずに帰ってしまった
私もその後すぐ家に入り
なんて返事をするか考えていた
