【唯奈Side】
「ん…」
眩しい…もう朝か
寝返りをうとうとしたら
なかなか体が動かない
それになんか苦しい
ゆっくり目を開けると…
優斗の顔がすぐそばにあった
それも抱きしめられてる…
え!なんで!?
「ゆ、優斗?」
起こしてみても全然起きるきしない
「ちょっ、優斗!」
「んー…」
とか言いながら
さっきよりもきつく抱きしめてきた
それに足!
絡まってますけど!?
もう心臓もたない…
と、その時
ドタドタと階段を登ってくる音
この足音…美羽だ!
やばいこの状況
早く抜け出さないと…
ガチャ
「優斗~?」
「……………」
あの短時間で抜け出すなんて無理で
この体制のまま寝たふりをした
ごめんね美羽。許して…
