キーンコーンカーンコーン







結局間に合わなかった…



「唯奈が早く起きないから」



優斗は腕組みをして私を見下ろす



「だ、だって朝弱いんだもん」



お母さんだったらちゃんと起きれるのに
なんで今日は優斗なの?



優斗に迷惑かけないって決めたのに
さっそくかけちゃったよ…


ぽんっ



「そんな落ち込むなって、気にしてない」



私の頭に手をのせ微笑む


そんな顔ずるい…