パパは一応会社の社長で海外を飛び回ってる

お兄ちゃんは会社を継ぐお勉強でパパについて回ってるから、2人が家に居るのは少ない


ただ、毎回家族皆揃った時に思うのが

私は本当にこの家族の子供なのかだ

パパもママもお兄ちゃんも
誰もが振り返るくらい美男美女だ



なんだか本当に申し訳ない



こんな娘で



そんな事を思いつつキッチンに入ると


2人に抱き着かれた


『あー。可愛い梨花、元気だったか?』

そう、この家は何故かこんな私を溺愛している。



家の隅には、大量のショップの袋

ママと私の服や靴アクセサリー


いつも海外で買ってきてくれるけど、私が似合うはずがない。