きっかけは復讐から

このきっと、どうって事ない約束に


放課後まで悩まされて




キーンコーンカーンコーン♩



『はぁ、きちゃった…放課後。』




ガラガラ


『あ、居た居た。さっ帰ろうよ』



私は、

『は…はっはい』

(どうして返事しちゃうの、わたし)




クラスメイトの視線も痛い

帰り道の他校の女子の視線も痛い



何か言われてる
何と無く予想はつく


そんな事気にしてない先輩は
そっと私の手と繋いだ


身体がフワッと浮いたような気分だった

心臓がどんどん早くなって


手汗が……


身体中の神経が手に注がれたようだ



(手繋いじゃった、先輩に手繋がれてる///)





帰り道は、何か先輩は
話してた見たいだけど、覚えてない


気づくと家の前についてた


『じゃあ、また』



『あっ…の、ありがとうございます』



『おうっ』


それから家の間で
ちょっとの間立ち尽くして居た