君の優しさにノックオン

朝になって先輩からのメールは来てなかった。



今日は始発の電車でいかなきゃいけないから早く支度しなきゃ



ご飯食べて、歯磨いて、顔洗って、着替えて、髪の毛セットして



よし、準備完了



「行ってきまーす!」



「行ってらっしゃい、気をつけてね」



「わかってるって、お母さん、じゃあね」



家から5分ちょいのとこに駅がある



後3分で、始発の電車がいってしまう



でも、ここの角を曲がればすぐ駅だ



少しはや歩きで行こうと角を曲がった瞬間



ドンッ



「大丈夫ですか?」



誰かとぶつかったらしい



「大丈夫で、すって先輩じゃないですか!」



「あっ、ありさちゃんじゃん、ごめんね大丈夫?」



「はい!大丈夫です!」



「急がなきゃ電車間に合わないね、いくよ」



いくよって言ったのと同時に先輩がうちの手をとって走り出した



ドキドキ



いや、ここでドキドキしてる場合じゃないじゃん



早くしなきゃ



急いだから、始発の電車に間に合った



「ありさちゃん、ほんと大丈夫?」



「あっ、うちは大丈夫です」



「そっかならよかった、てか始発の割には人たくさんいるね」



「ほんとですね笑」



ここで会話が途切れてしまった



どうしよう、なんか会話しなきゃいけない



と思った時うちのお尻になにか触れた



ん?まって、もしかして痴漢じゃない?



でも、そんなこと言える勇気もないうちは我慢してしまった



ビクッ



さっきから体が反応してしまう



そんな私に気がついたのか先輩がこっちを見た



どうかしたの?



みたいな顔で見てくれてたからなんもないような素振りをしてみせた



しかし、そんなこと見破られて



「あなた、次の駅で降りてもらえますか?」



「えっ?俺?なんでだよ」



「やましいことないんだったら出るとこ出てもいいんじゃないですか?」



そして、うちらは次の駅で降りることになった



話もおわって電車に乗ろうとしたうちを先輩は止めた



10分ぐらいで着く学校を歩いて行くことにした



もう、うちがあんな目にあわないように気をつかってくれたらしい



そして、なぜか手までつないでくれた



まだ震えてたのわかったのかな?