家についてすぐにお風呂入って、一通りやることもやってやっと落ち着いた頃に先輩からメールが来た
『あんなに雨に濡れてたから、あったかくして風邪引かずに明日も学校こいよ』
『ありがとうございます!』
『おうよー!』
うちはなぜかとてもドキドキしていた
そして、なぜか先輩の事がとても気になった
何を考えたのかわからないけど
『先輩は彼女とかいるんですか?』
そんなメールをしてしまった
とても返事が気になる、
早くメール来ないかとてもそわそわした
トゥルル♪
きた、けど見るのが怖い
勇気をもって開いた画面にうつってた文字は
『俺の名前は鈴木辰 なんでもいいから先輩だけはやめて笑 なに?彼女いるわけねーじゃん笑』
ふぅーよかった!
ってなに安心してんのよ、好きな人がいるかもしれないでしょ!
てか、それより辰先輩ってあの?!
学校で有名なあの辰先輩だよね?
あんまりそういうの興味なくて顔とかも見てなかったけど
あんな先輩から声かけられちゃったんだよね?
うそだー!
やばい、どうしよう、なんかてれる笑
てか、メール返さなきゃ
『辰先輩だったんですね!名前は聞いたことありました!とても有名な先輩ですよね!彼女いないんですか!なんか意外です笑』
『いないよー!えっなに?俺に惚れたとか?笑』
『何言ってるんですか!笑全く惚れてませんよ』
『えっ、ほんとに?』
ほんとに?って嘘に決まってんじゃん
本当は、結構嬉しかったし惚れたよ
ん?まだメールに続きがある
『ほんとに?
俺はありさちゃんのこと
一目惚れしたけどね。笑』
うちは目をうたがったあんなかっこいい先輩に惚れられるわけない
『また、嘘が上手なんですね、先輩は!』
『あー、そういう受け止め方するかー?
ほんとだから、これだけは覚えといてね』
覚えといてねってなんなのよ
そんな、期待させるような言葉なんていらない
『覚えときますよ!笑』
やべ、時計見たらもう12時回ってるじゃん
早くねきゃ
でも先輩からメールきたらどうしよう。
まぁいいや、ねーちゃお