少ししてから

悠隼は口を開き

北斗が待合室にいるから

帰っていいと伝えてほしいと言われた


基本的にあんまり抵抗しない悠隼は

今日は嫌がった意味が分かった


いつも悠隼を心配してくれている北斗が

点滴していることを知ったら

また心配や迷惑をかけると思ったのだろう


悠隼に少し寝るように伝えて

俺は待合室にいるだろう北斗のもとへ

ゆっくりと向かった