「いってぇ…」 そう言って前を見ると、小柄で雰囲気がふわっとした女の子が、 「す、すみません!大丈夫ですか!?」 と、立ち上がって俺のところに来ようとしていた。 が、 「きゃぁっ!」 立ち上がった瞬間、また、転んでしまった。 どうやらスカートの裾を踏んでしまったらしい。 なんだかそんなキミが可愛くて、つい笑ってしまった。 「大丈夫?」 そう笑いながら言うと、 「はい、すみませんでした。」 深く頭を下げた。