次の授業が移動教室だったが、週番の仕事があって友達には先に行っててもらった。 本鈴まで、後1分。 「やっべ、急がなきゃじゃん!」 俺は走った。 そして、角を曲がった瞬間。 「うわっ!!」 「きゃぁっ!!」 ―バサッ 俺は誰かとぶつかり倒れ込み、頭上にはたくさんの紙が舞っていた。