──── ─── 「はあ…」 学校に着いて、自分の席につきながらため息をついた。 朝から考えすぎでつかれた…。 バカな私には大ダメージ。 「どした?」 後ろの席の友達、真利(マリ)。 私は今までの出来事を話した。 「わかる。優芽って完璧すぎてうざい」 共感してくれる人がいて、ちょっと安心した。 「梨香ー!!」 優芽が走って来た。 同じクラスだから走らなくてもいいのに。 でも、そこがかわいいとこでもある。 そしてまた、ムカついてしまう。