真利は優芽の頭をつかんだ。



そして、次の瞬間


ボチャ



優芽の頭はトイレのなか。



じたばたしてる優芽。


苦しそうな優芽。






「今までの罰だよ♪」



「はぁっ…んんっなんにもっ…はぁ…して…ないっ」




苦しみもだえながら必死に答える。



すると真利は、優芽のふわふわな髪を引っ張ってトイレの水から引き上げ、胸ぐらをつかんだ。

「とぼけるな!!私の一樹を奪っておいて…許さない

それに…梨香だってもうあんたのことなんて嫌いなんだよ!」



優芽と目があった。


すると、優芽の目から涙が溢れた。


私の心はちょっと痛んだ。



「泣いても許さないからっ!!
いじめはまだ終わらない!」




真利は走っていった。
あわてて他のみんなもついていった。
わたしは泣いてる優芽を見れず、逃げるように走った。