「…本当に不自由ない暮らしだと思ってる??」
今まで黙っていたババァが呟いた。
「確かにお金には苦労して来なかった。だけどお金で全て解決できるって思ってる??私はそんなものいらない。」
父親が何かを言おうとしたがババァが遮る。「私を愛してくれた事ある?今日1日私がどこで何をして、何を思ってきたか知ろうとした事ある?家族の会話は一切無くて、口を開けばケンカばかりで本当に家族だなんて言える?」
ババァは四人を見渡し、
「この人達はお金も無いし、地位も名誉もない。しょうもない生活をしている。」
…ババァ、言い過ぎだぜ…