君に出会えて 【短】

気がつくと、もたれ掛かりそうになっていた
高杉君の前の席の人に耳元で大きく”パン"
とされたのでそれで、目が覚めた

始業式が、終わってから教室で休むことにした
難聴が、辛すぎて泣いてしまったり黒板に書いたりしていたら
いきなり、教室の後ろのドアがあいた
”うわっ びっくりした"
高杉君だった
急いで、涙を拭き取った
会話もなかった
二人きりの教室が嬉しかった
いきなり
”バイバイ"って言った
”あっ バイバイ 部活頑張れ"
”ん ありがとう"
帰っていった