森に抱かれて


「俺はそん時、犬ならその辺で拾ったらどうだとは言ったけど」

「…」

「まさか、あの彼女、犬の代わりじゃないだろうな」

「…」

「ヒトは安易に拾っちゃいけない」

「…犬は餌やったり世話しなきゃいけないけど、ヒトは食材与えるだけで、こっちの食事まで作ってくれたり、掃除してくれたりして役に立つし…」

「…」

「なんてたって面白いんだよ、シンイチ」

「謙太郎ぉ」