森に抱かれて


「シンイチともう会ったんだ」

佐藤は智子の顔を見る。

「はい、今」

「お前がシンイチっていうから男だと思ってたら、女性でびっくりしたよ」

「びっくりする程のことじゃないだろ。大袈裟だな。ま、とにかく、喫茶店について話してあげてよ。俺、裏で仕事しとくから。シンイチ、コーヒーいれてやって」

「あ、はい」

「じゃ、後でな」

佐藤は出て行く。

「じゃ、コーヒーでもいれて貰おうかな」