森に抱かれて


「…はい。これからも宜しくお願いします」

「こちらこそ」

フワッと優しく笑う佐藤の顔を見て、思わず涙がこぼれ落ちる。

「馬鹿、何泣いてんだよ」

「馬鹿、馬鹿言わないで下さい」

「あんまり泣くと、化粧が取れてクマが剥き出しになるぞ」

と、言いつつ、佐藤は手を伸ばして、智子の涙を拭う。

「ほら、やっぱり剥き出しになった」

「もうっ!」

「はははっ」