森に抱かれて


佐藤は智子の顔をジッと見つめる。

「な、なんですか?」

「いや〜、さすが、がっちり師匠だなって」

あ〜、久々に聞いたな、がっちり師匠。

「ホントに良くイロイロ浮かぶよな」

「…必死ですから」

「必死?」

「はい」

「…なんで?」

「考えたんです、イロイロ」

「儲けの方法?」

「それもありますけど。…なんで、冬にお客が来なくなることがこんなに怖いのかって」