「ん?」 思わず書類を何枚か手に取る。 「…」 紙には、オリジナル商品の案や、ロゴの大きさ、売上目標などが、殴り書きしてある。 「…ん?」 落ちている切れ端を拾い上げると、ペンで『さともり』と書いた布を別の布に縫い付けてある。 「…練習してたんだ。それで、寝不足だったってわけか」 佐藤はテーブルの上にそっと書類と布を置き、部屋を出る。 「…。茜、取りに行くか」 佐藤は置き去りにしてきた茜とスコップを取りに再び沢へ向かう。