「ライダーキングは恩着せがましくないんだってさ」 「え?」 「戦うのは、あくまで自分の為で、誰かの為とか世の中の為とかじゃないんだってさ」 「…」 「俺も、あの時スタントを受けたのは、要の為じゃない。俺がスタントマンとしてやりたくてやったんだ」 「…」 「なのに、いつまでも要や、要の両親の善意に付け込んで恩着せがましくただで住まわせてもらってる自分が、なんか、恥ずかしくなって、俺もライダーキングに携わってたなんて、言えなくてさ」 「謙太郎…」