「そのくらいないと、商品にするほどは染められないからな」 …マジか。しょうがないな。 「頑張ります」 1個あると、あとは近くに幾つかは見つけられて、結構効率良く茜掘りは進む。 「あと半分ぐらいだけど。休憩しなくて大丈夫?」 佐藤は、今採った茜をビニール袋に入れながら、目を皿の様に茜を探している智子を振り返る。 「あ、大丈夫ですよ。それより、まだ半分も探さなきゃいけないんだったらどんどんやっちゃいましょう。日が暮れないうちに」