「よしっ、後は一気にググッと」 「はいっ」 回りを掘り込んだ最後、グッと真ん中の茜を根ごと掘り出す。 「あ、いけた」 智子はスコップを佐藤に預け、手で茜を茎を持って持ち上げて、振るって土を落とすと、根が出てくる。 「うわ〜、採れたぁ」 嬉しそうな顔で、佐藤に茜を見せる。 「じゃ、最低あと20株は掘ってね」 「20〜?」 嘘でしょ?1時間以上かけてやっと1個なのにぃ〜。