まずは草木を集め、洗って刻んで、取り合えず、染液を煮出すところまできて、ちょっと、一息つくタイミングとなる。 智子は、一旦中に戻り、冷やしておいた麦茶のボトルと紙コップを持って出て来る。 「麦茶ですけど、皆さん、ご自由にどうぞ」 「まあ、嬉しい」 「暑いから助かるわね」 皆、それぞれに麦茶を注いで飲む中、若い女の子が注いだ麦茶を佐藤に手渡す。 「はい、佐藤先生」 「あ、ありがと」