「奥様だなんて、止めてよ。美咲って呼んで」 「あ、はい」 「私は普通のOL。空手も学生時代までしかやってないの」 「そうなんですか」 「私にとって空手はあくまでも趣味で、それで生活していこうなんて思ってなかったけど、空手を武器に夢に向かって生きて行こうとしてる二人がかっこよく見えたわね、当時は。今は、すっかりおじさんになっちゃたけど」 「いやぁ、要さん、今でも、かっこいいですよ」 「あら、ありがと」