森に抱かれて


「洗ったら、もう一度脱水」

「あ、はい、はい」

ある程度色が出なくなると、再び脱水機にかけるら。脱水が終わると、佐藤がハンカチを木綿と絹に分け、絹を智子に手渡す。

「じゃ、1枚ずつ、ムラにならないように媒染液につけて」

「は〜い」

ムラにならないように、ね。

二人は1枚ずつ慎重に先程用意した3種類の媒染液に浸けていく。

「30分ね」

佐藤はタイマーをセットする。