森に抱かれて


「女子受けのポイントですよ」

「女子受け、ね。じゃ、取り敢えずいくつか持って来るから、火、見といて」

「え?」

火を見とく?これって、吹き出したりするわけ?

「…そんな恐ろしい顔して見つめなくても、吹きこぼれたりしないから、ただ見といて」

「…はい」

佐藤は表に回って中に入って行く。

…混ぜてみるくらい、いいよね。

鍋に入っているステンレスの棒をゆるりと掻き回してみる。