「その通りです。子供の頃は草もむしってましたし、川でメダカつかまえたりもしてました」 「へ〜。じゃ、遊んでないで、さっさとむしるっ」 「はいっ」 二人は大きめのカゴがいっぱいになるほど『葛』の葉を摘む。 「よし、このくらいでオッケーかな」 「なかなかの肉体労働ですね」 「シンイチ、運動不足なんじゃないの?」 うっ、確かにそうかもしれないけど。 「ここの工程は、2、3枚葉っぱ取ってみるくらいでオッケーなんで、必要な分量は事前に佐藤さんが用意しておいてくださいね」