森に抱かれて


「どこに何取りに行くんですか?」

「ん?そこに、あれを」

そこのあれ?

見るとすぐ近くに青々とした葉っぱをたずさえた草が茂っている。

「行くぞ」

「あっ、はい」

佐藤について行く。

「はい、この草ムシってこのカゴに入れて」

「この蔓延ってる草って、結構良く見ますけど、何て言う草なんですか?」

「…」

ん?何?普通聞くでしょ、草の名前。