ん?佐藤さん、隣の部屋に入って行った。掃除しないでいいって言ってたけど、三部屋とも佐藤さんが使ってるのかな?って、それより、ご飯、ご飯っと。 冷蔵庫の残り物で、急いで炒め物を作る。 「よし、出来たっと」 テーブルに並べていると、佐藤が小さな紙袋を持って階段を降りて来る。 「あ、出来ましたよ、ご飯」 「ああ」 佐藤はテーブルにつくと、向かい合って座った智子に紙袋を差し出す。