～志穂said～

まっ…まさか転校生があの失礼なお隣さんだったなんて…
…しかも席は朝輝の隣で私の右後ろだし…
朝から疲れるなぁ…

ーお昼ー

「ねぇカズマ君！私たちと一緒にお昼食べない？」

あっ…朝輝っ！

「いや…女子二人の中に男子一人って…比率がおかしいから遠慮しとくよ」

よ…よかったぁ…
って…なんか睨まれてるし…

「えぇでもこれから男子もう一人くるんだ♪啓太ってゆってね？無口だけど良いやつなんだよ♪」

「…ふーん…啓太…ねぇ」

「…あっ！啓太遅いよ！」

「悪い悪い…って…カ…ズマ？」

「えっ何？知り合い？」

「はっ？啓太って…お前かよ！」

「お前っ…引っ越してきたのか？！」

「そうなんだけどさ…ちょっとタンマ…」

「何でだよ」

「ギャラリーが多すぎる」

回りを見渡すとたくさんの女の子がコッチを見てる
そうだよなぁ…この二人口は悪いけど結構モテるもんな
啓太君は前からだけど…
この性悪男も外見はカッコいいし…

「おい…」

「はっ…はいっ？！」

「今俺のこと性悪男って言ったろだろ…」

「へっ？！」

バっ…バレてる？！
何で？！

「ぷぷっw志穂w声に出てるw」

えっ………えぇ？！

「志穂ちゃんこいつと何かあったの？w」

「い…いやぁ…」

ここで言って余計に睨まれるのも怖いんだよなぁ…
今だって目付き悪いし…

「取りあえず屋上行きますかっ♪」

ナイス朝輝！
朝輝の一言で取りあえずは救われたよ…