~かずまsaid~

ったく…人がせっかく気持ちよく寝てるところをこのおばはん起こしやがって…
ここは俺の家だろ…
俺はちゃんと引っ越しの整理を終わらせてベットで寝てんだからな…
……ん…?
ベットやたらと固くなってねぇか…?
………。

「ん…なっ…ここどこだよ!!!」

お…っれは…一人で引っ越しの作業終わらせて…タンスを運ぼうとして…
睡魔にやられてそのまま倒れたんだぁぁぁ~!!

「ご…ごめんなさい!」

「へっ?!」

「俺今日から独り暮らしするんすけど引っ越し作業のまま倒れて寝ちゃったらしいんですよ!」

「……。」

このおばさん…やっぱ怒ってんのか…?
無言のまま立ってやがる…

「…えと、もしかしてお隣さんですか…?」

あ?
あぁ…て、俺はこれからおばはんの隣で暮らすことになるのかぁ!!
どうせならもっと美人の隣に住んで楽しい毎日を暮らす予定だったのにぃ!!!

「…そうらしいっすね…」

「よっ…よろしくお願いします!」
…俺はよろしくしたくねぇけど

「……よろしくお願いします…」

「とにかくこのタンス運んで俺寝ますね」

「あっ…はい!」

「んじゃ…お騒がせしました」

「…いえ」

(バタン!)

あのおばさん…最後の方人の話聞いてなかったな…
…っま、いいけどね