君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~


「嫌なら全然大丈夫だけど…」


何も言わない私を見て、嫌だと思ったのか、遠慮がちに言ってくる桜木。

そんな落ち込んだ顔しないでよー!
断れなくなるじゃんか…。


「…ううん!嫌じゃないよ!一緒にしよっか!」

「マジっ!?ありがとう中本!」

「いえいえ」


断れなかったのは桜木に申し訳ないから。

だけじゃなく、なんだかんだ言って私も、もう一回したいなと思ってたから。

忙しいけど楽しいし、あまり関わらないと思うけど桜木なら話しやすい。


「先生!俺と中本で、実行委員やります!」

「本当!?桜木君と中本さんでいい人、手挙げてー!」


先生がそう言うと、クラスの全員が手を挙げた。

さっきまで机に伏せて、寝てると思ってた男子も、ちゃっかり挙手してる。

どんだけしたくなかったんだよ!


「はい!じゃあ、桜木君と中本さんに決まり!ありがとねー!あ、さっそく今日の放課後に集まりがあるから、よろしくね!」

「「はい!」」


先生のほっとした顔と、みんなのありがたそうな顔。

それと、桜木の嬉しそうな顔。

やっぱり、してよかったな。