君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~


「こーちゃん、行こー!」

「あ、うん!」


あの始業式の日から、早2ヶ月。

3月になって、学校は卒業式モードだ。


美由希とケンカをしてしまったため、次の日からクラスで一緒にいる人がいなくなった。

さすがに1人は嫌だから、部活で同じホルンパートの、小村まなちゃんのところに行った。


「美由希とケンカしちゃったんだ…。だから、一緒にいてもいい…?」

「もちろん!いいよ!」


部活では毎日のように話してるけど、クラスではお互い友達がいたから、あまり話さなかったんだ。

でも、快く受け入れてくれて安心した。

友達も、優しくて良い子ばかりで、すぐに打ち解けられたしね。


小村まなちゃんは、小柄で、いつも髪をふたつにくくっていて、本当にかわいい。

女の子の中の女の子って感じ。
頭が良くて、スポーツより音楽が得意らしい。


小学校は、これまた私と同じだったんだけど、1年生の時に同じクラスになったぐらいだから、あまり記憶にない。


あと、私達の名前はお互いひらがなで、最後に“な”が付く共通点がある。

だから、“こーちゃん”“まーちゃん”って呼び合ってるんだ。