君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~


『私の話、聞かないし無視は当たり前。自分の話ばっかりじゃん!』

これは本当に。
毎日少しずつ、不満がたまってきてたんだ。


『たくさん相談に乗ってくれる、優しい美由希はどこに行ったの…?』

相談に乗ってくれない、どころじゃないもんね。
最近の美由希には、優しさなんてどこにもない。


『私の話、そんなに聞きたくない?私と話してるとつまんないの?』

そんなことないって美由希は言ったけど、そんなことあるから無視するんでしょ?
嘘バレバレだよ…。


『じゃあ、なんでそんなに冷たいの?…私のこと嫌いなら、そう言えばいいじゃないっ…!』

美由希の口から、私に向けて発せられる言葉は、いつもトゲがある。
もし、美由希も私の立場だったら、嫌われてるのかなって、きっと思っちゃうよ…?


それに、叩くなんてひどいじゃない…。


「…ふっ…ぅ……みゆ…きぃ…」

本当は、あんなこと言いたくなかった。

言わなければ、私が我慢してれば、今も2人で笑ってられた。

無視されても笑って、美由希の話に合わせて笑って。


だけど。

…最近美由希と話してて、心から笑ったのいつだっけ?

思い出せないぐらい、私達にはずっと見えない壁があったんだよ…。


…だから、少し距離をおいたほうが…いいのかもね。