すべり台とブランコしかないけど、静かで落ち着けそうな場所だ。
私はブランコに座って、さっきのケンカを思い出していた。
『…振られるって、わかりきってるじゃん。翔磨は、私のことなんか好きじゃないんだし…』
ケンカ、ここからだよね…。
でも私、間違ったことは言ってない。
『誰だって、付き合ってた時にあんなことがあったら、“私のこと好きじゃなかったのかな”って自信なくすよ!』
翔磨がクラスの女子に、彼女いないって言ったときのこと…。
誰だって少しは思うはず。
『もう一回告白しても、“ごめんって言われるんじゃないかな”って思うよ!』
別れて気まずくて。でも、最近また話せるようになったのに。
そんな関係を自分から壊すのは怖いよ…。
『美由希はかわいくてモテるから、そんな気持ちわからないだろうけどね!』
美由希は、自分から告白したことないと思う。
だから、人の告白をそんな簡単に言えるんだ。
って思ってたけど、冷静に考えてみれば、ただのひがみだよね…。
