君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~


完全に、ない。
ないないないない。

そんなの、ドラマとか映画の世界でしかないよ。
美由希、妄想しすぎ…。


「ね!わかった?」

「う、うん…」

「良かったー!でも、こなにさっきのはちょっと難しいかな?」

「うん…」


ちょっとどころじゃないよ。
ハードル高すぎですよ…。


「だから、もっと簡単にするから、ちゃんと実行してね?」

「はーい……って、え?」

「もうすぐだよね?高山祭。その実行委員に、こなと小倉を推薦するから、そこで何か話しなさいよー?」

「う、うそ…」


美由希が言っている高山祭とは、高山中学校の一番大きな行事。

他の学校では別々にする、体育祭と文化祭を2日連続で行うのだ。


生徒の保護者はもちろん、地域の方々もたくさん来て、とっても盛り上がる。

私も去年、1日目だけ見に行ったけど、すごい熱気で楽しそうだった。


その高山祭で大忙しなのが実行委員。
毎日準備に追われて大変らしい。

だから、やりたくないなぁ…。

ましてや、翔磨となんて気まずすぎでしょ…。