君ともう一度~入れ替わってから知った気持ち~


言えた…。

ずっとずっと、心の奥に無理矢理しまってたモヤモヤが、少し消えた気がした。


「私も。…私も、こなと仲直りしたかった。こちらこそ、これからも仲良くしてほしい」

「ほんとに…?」

「…うん。こなが謝ってくれて、私も自分の気持ちに素直になろうって思った。悪かったのは私の方なのに……ごめんね」


美由希が私に冷たくなった。

自分の話ばっかりで、私の話は聞かなくて。

そのことに対する不満がたまって、言い合いをしてしまった。


今までいっぱい我慢してきた。

私は全然悪くない。

美由希は嫌なことを言ってきて、私の頬を叩いてきて。

最低だって思ってた。


でも、今は違う。

美由希は、私と翔磨に幸せになってほしかった。

私は、美由希ともっと仲良くなりたかった。

お互いが、お互いのことを想い合っていたから、ケンカしてしまったんだな、ってわかった。


まだまだ子供だけど、あの頃よりは少し大人になった今。

そんな今からなら、前よりも良い関係を築けるんじゃないかな、って思う。


これからも…というか、これからまた仲良くしていこうね。


私達は、握手をして笑いあった。


近くでみる美由希の笑顔。

すごく久しぶりで、とっても嬉しくて。


なんだか無性に泣きたくなった。