君の背中を見つめる恋

「香乃……」

「あーあ、本当自分が馬鹿で笑える。振られてるくせにこんな…」


誤魔化すように笑う香乃を見て、

強がってるんだって
すぐに分かったのに………

こういう時、
何て声をかけたらいいんだろう。


夕里が、

ゆっくりと中山を見た。


男子と楽しそうに火を起こしてるのが

視界に入って。


何で、
笑っていられるの…

香乃が今、
どれだけ苦しんでるのか


────アイツは分かってない。


少しずつ苛立ちへと
気持ちが変化する。