君の背中を見つめる恋

「夕里…、また応援してくれる?」


一点を見つめる夕里に
香乃が顔を覗き込んだ。

視界に香乃が入って、
ハッと現実に気づく。


「う、うん!もちろん!」

「ありがと」


本当は納得してないけど、
香乃がそうしたいなら

あたしは何も言えない。


だってあたしが香乃の気持ちに
どうこう口出しする権利はないから…


あたしの返事に

香乃がホッとしたような顔で
歩き始める。

あたしは着いていくように
香乃の後を追った。


───中山は、


一体どういう気持ちで居るんだろう…